山は人間の領域ではないんだなあ
(写真はイメージです)
山は人間の領域ではないんだなあ。
そんな風に思う事がありました。
今朝うどこんと、
近場のお山に行きました。
荒れ放題のトレイルをヒタヒタと。
ピーク付近は広くなっているので、
うどこんフリー。
しばらく遊ばせた後、
リード繋いで行こか!
と行った途端、
うどこんが下に向かってダッシュ!!
あら、これやばい。
こちらもドスドス走り行く。
半袖短パンギョサンの、
オーディナリースタイルで来たもんで、
荒れたトレイルは結構新鮮。
良いペースで下って行くと、
右手からガサゴソと草を分ける音が。
「こんぶ〜、こっちだよ〜♬」
と言ってると、
音が前に回ってチラッと見えました。
黒っぽいなこんぶだな。
「こんぶ〜こ〜い」
そしたら嬉しそうに見えないこんぶが、
こっちに突き進んで来ました。
そのままドスドス走り。
こんぶまた太ったなあ。。。
やたらでかいなあ。。。
なんか背中が大きく丸いなあ・・・
鼻あんなデカかったっけ???
花札で見たことあるな!!
おおお
イノシッシー!!
いやあ、
こっちに向かってくるじゃありませんか!!
このかなりなペースで、
しかも僕は下り。
止まれないよなあ。。。
止まれないなら、
スピード上げるか!!
よーし加速ソーチ!!
(奥歯を噛む)
スピードアップ!!
「吹きすさぶ風があよく似あ〜う〜♬」
あの人、
いやあ方向変えないなあ。
直前で横の土手に蹴り上がろう!!
と思ったら、
直前で角度を変えて、
横を通り過ぎて行きました。
こっちよりドスドスいっとるやん!
その音を後ろに聞きながら、
前を見るとウリボーが。。。
1匹2匹3匹・・・10匹。。。
やべえなあ、
母イノシシだったかあ。
もう一頭いそう。
うどこん生きてるかなあ?
もう止まれないので、
ウリボーの上を飛びながら通過。
大きめなトレイルに出る直前の、
大きめなカーブにフルスピードで突っ込み、
あともうちょい♬
と思ったら目の前に、
またもやさっきより大きめなこんぶが。。。
もうこれはライダーキックしかない!!
「ピギャーッ!!」
キックも決まり逃げて行きました。
と書きたいところですが、
目が合った瞬間に、
反対側の尾根に降りていってくれました。
「いやあ痺れたなあ。
あんな近くですれ違ったのは初めて!!」
とか独り言を言ってると、
うどこんが目をキラキラさせながら、
膝下まで来てくれました。
みんな怪我なくてよかったです。
今度行く時は、
ピンポン鳴らすんで、
居るなら居るって言ってよね。
#この物語はノンフィクションで、
#言葉も思考も忠実に再現いたしました。
山は人間の領域ではないんだなあ、
というお話でした。
最後まで読んでいただきまして
ありがとうございます
〜獣は違うなと改めて考えさせられたクラブ〜
『モクプニアウトリガーカヌークラブせとうち』
代表
フジオ (小林富士雄)
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